フェリックスを紹介します。


フェリックスを紹介します。


ガンビア出身の18歳。


彼はランペドゥーサ島に辿り着くまで六カ国を渡り歩きました。ガンビア、セネガル、マリ、ブルキナファソ、ニジェール、そしてこれらの中でも最も危険な国、リビア。


彼は車で事故を起こして公共物を破損してしまったため国を離れました。ガンビアではこの手の罪は重く、投獄されます(ガンビアの刑務所体制は酷く、囚人達は酷い虐待を受けると知られています。このため彼はすぐに国から逃げました。たった独りで。


ランペドゥーサ島への旅は6ヶ月掛かりました。密入国斡旋業者が運転するピックアップトラックの荷台に5リットルの水と共にサハラ砂漠を越え、五ヶ月と一週間と二日間の中、一度の暴行に遭い、そして絶え間ない死の脅しと危険に晒されながらリビアを渡りました。


リビアから151人の人達とゴムボートで地中海を渡っている中、ゴムボートに穴が開き、水
が入ってきて足元は冷たい海水に浸されました。彼らがリビアの海岸を出発したのは夜の10時でした。彼は自分がこのまま死ぬかもしれないとすごく怯え、生き残れるよう祈りました。


その数時間後、フェリックス達はイタリアの沿岸警備隊に救助されランペドゥーサ島に連れて来られました。


今、彼は本島のシシリー島に移送されるまでホットスポットに住んでいます(移送された後に彼がどこに行くのかは私達はまだ知りません。


彼の好きな映画はバーバーショップ、好きな音楽はR&B、そして好きな食べ物は鳥肉とトマト
のガンビアのピーナッツバター煮。


フェリックス:「料理の仕方は知らないけど、食べ方は知ってるよ。」

フェリックスは素晴らしい人間です。